獣医師の仕事紹介

当院では「究極の一次診療」を目指しています。ワクチン接種やノミ・ダニ予防、日々の体調不良や飼い主様の悩みを聞くホームドクターとしての役割に加えて、CT・MRIによる高度画像検査や高難易度の外科手術の実施、他院からの紹介症例対応など高度医療にも力を入れています。地域の中核病院として様々な困り事や要望に対して、ベストな対応ができる環境作りを意識しています。
各獣医師ごとに専門分野が存在するため、院内でのディスカッションや院内紹介を実施することにより、その症例にとっての最適な治療方針を作成することが可能です。

獣医師の仕事紹介

獣医師の仕事内容

診察

診察

診察が始まると症例を分担して診察に入ります。当院では予約優先制を採用しており、事前に診察内容を把握しておくことでスムーズに対応することが可能です。緊急で来院された症例については、全員で状況を把握して、臨機応変に対応します。

手術・麻酔

手術・麻酔

毎週火曜日は手術日としており、長時間麻酔が予想される症例や高難度手術などを安全に実施できる取り組みをしています。月に1回麻酔・手術の先生に来て頂き、一緒に手術に臨んでいます。

入院患者の処置

入院患者の処置

朝・夕方には入院患者の体調を確認し、容態に合わせた処置を看護師と協力して行います。入院患者の情報は全スタッフで共有して、内容のチェックをしています。

学会参加・学会発表

学会参加・学会発表

学会発表や論文作成も積極的に行っています。学会発表前には予演会を行います。全国の学会に参加して新たな知見を得ることができます。

学会参加・学会発表

平均年齢

33.2

男女比

男性

女性

5:0

平均残業時間

57.2時間/月

※所定の残業手当あり。

有給取得率

26.5%/年時間/月

グリッドカラムアイテムリンク
福島 健太さん
グリッドカラムアイテムリンク
北川 一星さん

獣医師新人教育プログラム

  • ジェネラリストとして必要な教育プログラムがあるので、1年目はそれを埋めていくことを意識して指導していきます。最初は指導医や先輩獣医師の診察に一緒に参加して、外来に慣れることからスタートしますが、1人での外来が始まっても何か困った時には常にフォローできる体制を作っています。3年目までにジェネラリストとして必要な技術・知識を学びます。
  • 3年目以降は学会参加や手術執刀など、より専門的な分野や興味のある分野に注力していける環境を作ります。
  • 5年目以降は後進の育成、ご本人のさらなるステップアップや、将来の目標にあわせたステップアップをお手伝いします。
獣医師の教育制度
獣医師の教育制度
1年目
⚫︎ 前期一般診察の基礎や補助
身体検査(聴診、触診、視診)
保定、採血、レントゲン撮影など
血液検査、尿検査、糞便検査など
予防医療(ワクチンや寄生虫)の理解
一般診療開始(主に予防医療)
入院管理
⚫︎ 後期一般診療
神経学的検査
整形学的検査
レントゲン読影
麻酔管理(基礎)
猫CAST
犬CAST
手術助手
2年目
⚫︎ 前期一般診察
細胞診、眼科検査、皮膚検査
腹部エコー
猫SPAY
犬SPAY
岡山県学会発表
⚫︎ 後期麻酔管理(応用)
心肺蘇生
化学療法
腹腔鏡SPAY
3年目
⚫︎ 時期一般診察
心エコー
指導下で基礎的な手術の執刀
化学療法
特殊検査(CT、MRI、内視鏡など)
4年目
⚫︎ 時期一般診察
後輩指導
手術全般の執刀
緊急対応

5年目以降は実績と能力に応じてキャリアプランを決めることができます。

新人獣医師に先輩獣医師がつく「指導医制度」

当院での働き方や動物医療に大切なことを直接先輩社員が教える「指導医制度」を設けています。指導医に指導してもらいながら、臨床そのものや社会人として必要な基礎を学んでいく体制を整えています。指導医がパートナーとして接することで、何かあった時にすぐに相談できる環境が作られることや、指導医自身も後輩を指導することで成長することができます。

当院では、ある程度外来の流れを把握できたら早い段階で外来に参加していきます。自分自身が「主治医」としての自覚を持つことで、責任感が生まれるだけでなく、やり甲斐や達成感を味わってもらうことができます。また、予約優先性なので事前に来院される症例の予習ができるため、咄嗟に慌てることは少ないです。
2年目の獣医師の場合1日平均8症例を診察しており、その中にはCT・MRI症例など高度画像診断症例も含まれています。

学会参加などもサポート

セミナーや学会参加を希望するスタッフの費用を補助しています。積極的に興味のある分野の、より高度な知見を得るスタッフを応援する目的で、そこで得た新しい知識は院内でも共有するシステムも整えています。各自が興味のある分野を磨いていくことで、病院全体として出来ることが増えて、そのことが「究極の一次診療」に繋がると考えています。

  • 岡山県獣医師会
  • 獣医神経病学会
  • 日本獣医麻酔外科学会
  • 日本獣医皮膚科学会
  • 日本獣医循環器学会
  • 日本獣医がん学会
  • 日本獣医画像診断学会 など

獣医師の評価制度

評価方法

私たちのビジョン(人々、動物医療、社会貢献)とミッション(人の心と動物の命に向き合うこと)を実現し、スタッフが成長できる環境を作るために、チーム医療の中で医療の質を高めることが大切です。
そのために、スタッフを公平に評価する新しい評価制度を導入します。能力の評価と加点評価によって、評価を決めます。

能力の評価

加点評価

能力・姿勢の評価
  • キャリアプランニングシートの作成
  • アクションシートの作成
    • 3年後に向け直近1年間(逆算して)の自分自身のアクションを記載する。
  • キャリアプランニングシートとアクションシートを元にプレゼンを実施
    • プレゼン(30分)・ディスカッション(15分)を実施。
    • スライド、資料作成などプレゼンは自由形式。
加点評価:規律性を加点項目に加える
病院が評価する人材
⚫︎ 挨拶・言葉遣い
  • 目を見て大きな声で挨拶できること。
  • ありがとう、すいませんが素直に言えること。
  • 大きなハイ!という返事ができること。
  • 相手を思いやる言葉遣いができること。
⚫︎ 勤務態度
  • 健康管理ができ遅刻・欠勤(休み)が少ない。
  • 業務の好き嫌いで動かず、状況に応じて適切に対応できる。
  • 利己的(自己中心的)でなく、傾聴の心を持つ。
  • 勤務時間内に業務を終えることができること。
⚫︎ 信頼度
  • 周りからの信頼が厚いこと。
⚫︎ 協調性
  • 周囲と協力して業務を実施できること。
  • 周囲を思いやること。
  • 医療チームとして状況を俯瞰的に把握し行動できること。
⚫︎ 積極性・向上心
  • 仕事に対するモチベーションが高いこと。
  • 目標を明確に持っていること。
備考
  • 給与は各スタッフの働き方により変動します。年功序列ではなく、勤務態度や能力を重視します。
    キャリアプランやアクションの設定内容、そして評価基準に従った情意の評価を基に、今年の9月に賞与や昇給を実施します。

coming soon

専門診療や夜間診療も行う当院だからこそ、働き出してからも広い視野でキャリアを想像することができます。当院は一人一人の「やりたい」を全力で応援します。

⚫︎ 一般診療

診察以外の業務もふくめ、さまざまな症例を経験していただき、将来どのような獣医師を目指したいか考える期間になります。

⚫︎ 専門診療

普段の診察から様々な分野の専門医と接点を持ちやすい環境なので、やりたいことや将来の目標を具体的にイメージすることができます。

⚫︎ 夜間診療

救急対応が多い夜間診療も経験し、スキルアップを目指します。